なぜ古代エジプト人は青いアイラインをしていたのか?その謎に迫ってみた

古代エジプト人はなぜ、目に青いアイラインを引いていたのでしょうか。

この記事では、その謎についてお伝えしています。

あわせて古代エジプト人の偉大な神ホルス、青いアイラインの原料についてもまとめています。

なぜ古代エジプト人は青いアイラインをしていたのかが、わかります。

古代エジプト人の青いアイラインの意味は?

魔除け、虫よけ、そしておしゃれとしての化粧という三つの意味がありました。

魔除け

古代エジプトでは、目から悪魔が入ってくると信じられており、悪魔が入ってこないように、男性も女性も、そしてファラオも奴隷も身分の違いに関係なく、目の縁やまぶたに青や黒のアイラインやアイシャドーをしていました。

またこのような目のアイラインやアイシャドーは、神が伝染病など様々な病気にならないように救ってくれるとも信じられていました。

この魔よけの意味で目の縁やまぶたに色をつけるのは、古代エジプトでも最も古い時代から行われ、元々はこの魔よけという意味しかなかったと考えられています。

虫よけ

虫よけという実際的な意味もありました。

古代エジプトではハエによる目の伝染病がはやっており、その病気にかからないように目に虫を寄せつけないためでした。

古代エジプト人が目のまわりに塗りつける粉には、鉛塩の成分が含まれていました。

この鉛塩は肌に塗ると一酸化窒素を生成する効果があり、この一酸化窒素は免疫系を刺激し、このような伝染病の菌から身を守ることがわかっています。

このことを経験的に知っていたエジプト人は、虫よけのためにこの粉を目の周りに塗ったと考えられています。

例えば「夕焼けの次の日は晴れ」といったことわざ、言い伝えが、現代になって、「たいてい天気は西から東へよくなっていく」という科学的な証明によって裏付けられるのと同じように、初めは魔除けという意味だったものが、経験則によって実際に病気を防ぐという効果がわかり、風習や伝承になっていくのと似ていますね。

化粧

これは魔除けや虫よけの意味合いでしていた後に、派生的に生まれたと考えられています。

特に女性を中心に、おしゃれとしてされるようになりました。

こういった化粧として目の縁にアイラインを塗ったり、まぶたにアイシャドーをする文化は、のちにギリシャやローマ、アラビアにも伝わっていきましたので、アイラインやアイシャドーの起源と言えます。

古代エジプト人の偉大な神ホルス

古代エジプト人にとって、最大の神は、ハヤブサの頭を持つ天空神ホルスです。

天空神ホルス

古代エジプトの王、ファラオは威信のために自らをホルスの化身と称します。

このあたりは、日本の古代国家において、天皇が天照大神の子孫であると名乗るのと似てますね。

そして太陽はホルスの左目、月は右目と信じられるようになります。

ホルスの目

このように古代エジプト人は目を強調し、彼らにとって目は重要であったことがわかります。

このホルスの目しかり、目から悪魔が入ってくるという信仰しかり。

古代エジプト人が残した像や彫刻を見ても、ほとんどが目が大きく、はっきりと描かれており、彼らにとっての重要性のほどがうかがえます。

そんな重要な目に対して、アイラインやアイシャドーといった目の化粧が発展していったのは、いわば当然の帰結だったのかもしれません。

青いアイラインの原料は?

原料は、孔雀石をすりつぶして粉状にしたものを、目の縁やまぶたの上に厚く塗っていました。

孔雀石は古代エジプトで、古くから宝石、装身具として用いられていました。

クレオパトラも、この孔雀石を粉末にしたものをアイシャドーとして使っています。

また方鉛鉱の粉も使用されており、こちらは黒いアイラインやアイシャドーとして使っていたようです。

とても鮮やかな色ですよね。

なぜ古代エジプト人は青いアイラインをしていたのか?その謎に迫ってみた|まとめ

・古代エジプト人の青いアイラインの意味は、魔除け、虫よけ、化粧です

・古代エジプト人にとって、目は重要なものでした

・孔雀石などの粉を原料として使っていました

確かに初めは魔除けや虫よけのためでしたが、次第に経験則として、アイラインやアイシャドーをした時に、魅力的に見える効果があるとわかったのでしょう。

実際、アイラインは目をくっきり大きく見せ、アイシャドウ―は顔を立体的に見せる効果があります。

やはりこれも経験則です。

クレオパトラは世界三大美女の内の一人ですが、孔雀石の粉で縁取りしたその目は、得も言われぬ美しさだったのでしょう。

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